海外転々としてるけど、やってることは特に日本と変わらない

沢山歩いて、お家を見つけて、人と出逢って、ご飯を食べて、仲良くなったり、恋をして、寝るだけ

人種差別と抹茶

私の顔を見てすぐに抹茶や緑茶を勧めてくるのをやめて頂けませんかね!?

 🚨トロントでは今、空前の抹茶ブームです。

 

私は紅茶とスコーン、ドーナッツとコーヒー、マカロンエスプレッソが好きな東京育ちの女の子なんですよ。勿論、和菓子に抹茶は乙ですが、そうそう口にすることはありませんでした。

 

先日、見知らぬアメリカ人にコーヒーを勧められ断ったら「そうか、君たちはグリーンティーを飲むんだもんね」と言われた私です。こんにちわー!


今日はチャイナタウンの近くのマックカフェに入ったのですが、オレオ味のシェイクを頼もうとカウンターの前に立つと、こんがりと肌を焼いた女性スタッフに抹茶を勧められました。

 

家へ帰り、Ariに抹茶を勧められたから笑顔で「オレオください」って言ったら爆笑されました。オレオ万歳!

 

こんな事、トロントでもヨーロッパでも日常茶飯事です。

 

トロントはまだ優しいです。ヨーロッパの風当たりはもっと厳しいものでした。

スペイン人には、「日本人は猫を食べるんでしょう」と挨拶もなしに言われ、ブラジル人には目の作りをジョークにされ、全くたまったもんじゃありませんでした。

しかし、いいんです。無邪気に聞いてきてください。話しかけてください。猫や虫を食べるのかとか、目がつり目だとか。後々Ariちゃんと私の様に笑いあえればいいんです。

 

Ariちゃんは白人なので、周りの友人も白人だらけなので、この手の差別されたという話は珍しく、大笑いされます。私もカナダ人はポテトしか食べないんでしょうとからかったら

"actually....yes!"

と言いながら笑っていました。

 

私の話でなくても、以前インド人の友人とトロントで人気の日本食レストランへ行った際、スタッフが私には箸を用意したのに、彼にはフォークが用意されていました。それの心遣いに、彼は顔を真っ赤にせて、怒っていました。そして私はAriちゃんの様に大笑いしてました。(私は箸が使えない人にトロントであったことがないです)

 

 こんなもんです。されると癇に障るんですが、見ると可笑しくてしょうがないんですよね。昔のアメリカンコメディを観ている様な感じです。

 

昔のアメリカのコメディはとにかくひどいです。そして面白いんですよね。日本もそうですが、何かと規制が厳しくないので驚くほどの差別用語、差別的表現がたくさん出てきます


"It's Johnny Depp" - The Office US

これが上で話しているアメリカンコメディのうちの一つです。

Ariちゃんが勧めてくれました。

 

今は、人種差別の問題が深刻化しているので、みんなピリピリしていますね。それって本当に悲しいことだと思います。私とAriちゃんや他の友人みたいに笑い合える関係が築けるのは、お互いを理解し、自分とは違う人間とはこれっぽっちも思っていないから可笑しく二人で笑えるんです。これが笑えないのは、肌の違いや外見の違いで、自分とは全く違う生き物だと思っていることが差別なんだと私は信じていますし、悲しいことだと思っています。

 

人は人です。黒人だから怖いとか、アラブ人だからテロリストだとか、それはあなたが彼らのことを同じ人間と思っていないから起ることです。私はそういう人が一番嫌いです。そして、私をそういう意味で差別をする人には、笑顔で「私もコーヒーが好きなんですよ。」と言っていきます。

 

私に猫を食べるんだろうと言ってきたスペイン人は今ではとても仲のいい友人です。マルタではずっと一緒にいましたし、スペインへ旅行に言った時はいろんなところを案内してくれました。そして、ブラジル人の方も、仲のいいメール友達です(今はエジプトにいるそうです。)