海外転々としてるけど、やってることは特に日本と変わらない

沢山歩いて、お家を見つけて、人と出逢って、ご飯を食べて、仲良くなったり、恋をして、寝るだけ

2019-01-01から1年間の記事一覧

外人を好きになった時に注意したい事 国際恋愛パリ編

冬空の下で冷たくなった手をあたため合う男女 2018年、パリでは31年ぶりの大雪に見舞われた。彼は私の冷たい手を握ったまま自分のコートの中に繋いだままの二人の手を押し込みパリの大通りを二人で歩いていた。 パリの街は真っ白に包まれ、エッフェル塔はい…

話題のトルコの美容院はイケメン揃いでした

大通り、ガラス張りのお店の中には座り心地の良さそうなソファと整理整頓された受付に女性3人が楽しそうに話してる姿が見える。 お店の前ではトルコ人男性がタバコを吸っていてして入りにくかったが、隣にいるバキルに背中を押され、勇気を出して入ってみた…

海外出張をしているパパへ もしパパが生きてたら

もし私のパパが生きていたら 私がどんな子供だったか聞いてみたい。今自分を見失っちゃってるの。 パパが私をどんな大人に育てたかったのか問いただしたい。どんな大人になりたいのか分からなくなっちゃったの。 私が小さい頃どんな食べ物が好きだった知りた…

世界中どこへ行っても男は、男

渋谷のセンター街へ帰ってきた いろんな国を転々としてきたが、東京はこんなに人が多いのにも関わらず本当に静かで驚かされる 女性3人が居酒屋で焼き鳥片手に日本酒を呑みながら話す話題と言えば、男の話に決まっている こんにちは、日本に一時帰国していま…

ナイフとフォークでケバブを食べるフランス人 イスタンブール編

店内に香る香ばしい肉の焼けた匂いが店内に広まっているここはトルコ料理を出す店だ 国によって料理名が違うので、若いフランス人男性の彼は何を頼めばいいか混乱している 見ていられなくなったので、彼の分まで勝手に注文する おはようございます、トルコで…

イタリアでジェラートなんてもう飽きた チュニジア編

舗装された道並みに沿って歩いているとジェラートの店が次々と入ってきた スカーフで髪を隠した似た様な若い女性二人組がジェラートを片手に笑顔で店から出てくる 女の子達を目で覆っていると、足元に少し疲れた顔をした猫がいるのに気づくと、約2年前に出来…

チュニジア編 古くから黒い瞳に映るもの

黒い瞳に私が反射して見えた バルコニーの一番端の席は店内から差し込む明かりとろうそくの灯りだけで彼の褐色の肌がより一層美しく見えた バキルはカールした少し長い髪を後ろに撫でながらおとぎ話を子供に話す様に優しく丁寧に話だした 人間の嫉妬は恐ろし…

チュニジア編 現地の人に愛される美味しいレストラン

高級住宅街を抜け、道路に面した辺鄙な場所にそのレストランはある 黒で統一された外装は上品さを漂わせ、店内の明かりが眩しい 来店すると褐色の肌を持つ男性に予約の確認をされ、店の前に並んでいる高級車を眺めていると ”welcome to my restraint lady ” …

チュニジアにボンジュール”bonjour”

2年前と全く変わらない風景が広がる。 寂しげな鉄パイプのベンチが並ぶ搭乗出口にタクシーはいるかと容赦なくアラビア語で話しかけてくる男性の服装は貧富の差を嫌という程感じさせる。 リビアからくるリビア人の彼の飛行機が遅れているのでベンチに座る。 …

チュニジアなんて怖くて行きたくなかった2年前 

2年前、airbnbで借りた素敵なアパートメント 深夜12時過ぎの見慣れた空港の中は空っぽだった。 静か過ぎる空港はマルタの夏の終わりを告げている様だった。 チェックインカウンターへ向かいパスポートを手渡す。深夜勤務に嫌気をさしている様な態度で「チュ…

日の出なんて何処で見ても同じ <マルタ島>

地中海に浮かぶ小さな島の夏は長い 一週間前に21歳の誕生日を迎えた弟にお祝いの連絡を入れた後、私の隣で気持ち良さそうに眠っている男の子の横顔を眺める。褐色の肌に長く美しい黒のまつ毛が彼の目を覆い隠していた。 透き通った、とても純粋な心を持った…

やれやれ、ここはマルタなのかスペインなのか

台所に立って料理をする彼の手際から普段から料理をすることが読み取れる。 189㎝の身長と鍛えあげられた筋肉は彼の自慢だ。カールした茶色い髪は短く切られ、揉み上げにそって綺麗にひげを伸ばしている彼はスペイン人だ。 パスタを茹でて水を切ってお皿に盛…

ロシアになんて誰も行きたくない

働きたがらない脳みそを使って考える。 「ここは本当にイスタンブール空港なのだろうか。」 一年前に行ったイスタンブール空港は歴史がある雰囲気だった。 そこで、トルコ人の友達が「一ヶ月前に新しいイスタンブール空港が開いたのよ」と言っていたのを思い…

トルコ人男性と猫達

石畳の細い歩道を登る。降る。 平地の少ない丘の多い土地に建物を建てられるだけ建てたのだろう入り組んだ狭い道を歩く。 一定の離れた距離に置かれた二つの小皿には水とドライフードが用意されている。 おはようございます。イスタンブールで猫を見ない日は…

トルコの朝食

カーテンの隙間から差し込む太陽の光で目がさめる。 ここがどこだか分からず混乱してカーテンから外を見ると見慣れないアパートの屋根が並んでいるのを見て 「あぁ、イスタンブールか」 と思い返す。イスタンブールは平坦の土地ではない。 おはようございま…

東洋人に乾杯

機内が天候の影響で強く揺れるのはいつになっても慣れない。 先ほど注いでもらった白ワインが振動で溢れてしまわないようにグラスに気を配る。 それだけのことで私の張り詰めた神経はすり減ってしまう。 おはようございます。飛行機に乗るのはお好きですか。…

どこの国でも都市をナメてはいけない

日本ではあまりみなれないリスが木の隙間から顔を出す。目がくりくりしていて愛らしい。 聞きなれない鳴き声が聞こえ木の枝の方に視線を向けると黄色の線が胴体に一本入った鳥がとまっている。他にも大小の見慣れない鳥たちが気ままに鳴いていたり、雌を誘っ…

素直になれないアラサー女

夕方、午後5時でもトロントから見る太陽は上がったままだ。 そして、気温は日に日に上がっていき、今の段階で26度だが、強い日差しのせいか、体感温度はその上をいく。 道ゆく人々は肌を思う存分出して、夏のファッションを楽しんでいる。 おはようございま…

刺青の入った警察官

近所に人気のドーナツ屋さんがある。 店内に入るとドアにベル付いているベルが鳴り響き、甘い香りが迎えてくれる。 綺麗に並べられたドーナツ達をカウンターから眺める。 日本のドーナッツよりも大きく、主張が強い。 これでもかとのせられたホイップクリー…

あなたはあなたでしかない

自分の色を包み隠さずさらけ出した人々がトロントに集まった。 トロンの中心街、殆どの大通りは封鎖され、人びとは歩き出す 誰からも縛られることのない、自分は尊厳を奪われることのない存在だということ世間に見せつけるかの様に、その姿はとても気高く私…

海外なんて行かなくていい

2ヶ月前に買ったまだ傷一つないシャンパンゴールドのMacBook Airを開く。 先日、トロントのクイーンストリートの小さな雑貨屋さんで売っていたシール達に一目惚れした。 座りながら足を伸ばしている黒猫とブラジャー姿で2匹の猫と一緒にいる女の子をディス…

イタリア女性とオイスターバー

待ち合わせの場所に少し遅れてきた彼女は年齢を感じさせないキメの細かい素肌に化粧を一切のせず、ミュウミュウピンク色の太いフレームのメガネを掛けていた。個性的な形のメガネは彼女にとても似合っていた。 ユニオンステーションは広く入り組んでいて新宿…

打倒アメリカ、バスケットバールの歴史が変わった日

「今日の記憶を忘れるな!」 トロントの中心街、日本でいう渋谷交差点で私たちは勝利の喜びを噛みしめる。 鳴り止まないクラクション、歓声、雄叫び、火薬が弾ける音、全ての音が騒がしく、日常から離れていた。 足が軽い、スキップをしながら、道ゆく人々に…

カナダ、トロント在住インド人男性の爽快

車内で聞き慣れない陽気な歌が流れる。 助手席から車を運転している友人を眺める。 褐色の肌を持つ彼は15歳の頃よく聞いていたという自国の歌を気持ち良さそうに歌っている。 「インドでこの曲を聞いてた俺に、 将来、トロントで日本人の友人とドライブしな…

留学中にホームステイはもう古い

ロウソクが刺さったケーキを眺めながら24年間を振り返る。 トロントの北にある愛国心の強い常連が集まるパブで誰もが知っているハッピーバースデーソングが合唱される。今日はラプターズ(トロントのバスケットボールチーム)がアメリカのチームに勝ったので…

まだ、平気で”where are you from”と聞いてくる世間知らず

太陽が照りつける中、カナダで育ったインド人のリトの庭で友人を集めてバーベキューの準備をする。 お肉屋さんで買った大きい牛肉のステーキを豪快に焼いていく彼に典型的なインド人の面影はない。 皆さんは海外でwhere are you fromと人に聞く勇気はありま…

瓶の蓋

自分の家のドアを開けると猫のアーニー君が足にまとわりついてくる。 "Have you been waiting for me sweetie" とトロント出身のアーニー君に話しかけながらリビングのソファに座り、一息つく。今日は少し疲れた。 ”Hey ! How was your day!?” いつもの様に…

お部屋探しと洗濯機

洋服を着ない日なんてありません。 さて、私たちは一日に何回洋服を着替えているんでしょう。 こんにちは、こんな事を考えながらバスタブを見つめています。 海外で、住む場所を探す時、皆さんはどうやって探しますか。 前回、私がどのツールを使ってトロン…

中華料理に”こんにちは”

眠たい目を擦って、携帯に手を伸ばす。 ぼんやりとした視界のまま画面に表示されているメッセージに目を通す。今日は彼女のheroになれる日だなとぼーっとした頭で思い、口角が上がる。 おはようございます。みなさんは海外に銀行口座をお持ちでしょうか。 メ…

お月様とラマダン

中東や北アフリカなどで、予期せぬ報告がモスクから流れました。 突然、予定よりも早くラマダンが終わりました。 当初の予定は6月8日、私の誕生日だったのですが、お月様は外方を向いてしまいました。 私には、イスラム教徒の友人が多くいます。なので私に…