海外転々としてるけど、やってることは特に日本と変わらない

沢山歩いて、お家を見つけて、人と出逢って、ご飯を食べて、仲良くなったり、恋をして、寝るだけ

あなたはあなたでしかない

自分の色を包み隠さずさらけ出した人々がトロントに集まった。

 

トロンの中心街、殆どの大通りは封鎖され、人びとは歩き出す

誰からも縛られることのない、自分は尊厳を奪われることのない存在だということ世間に見せつけるかの様に、その姿はとても気高く私の目には写った。

 

こんにちは、新宿二丁目の皆さんはお元気ですか。


 6月の晴天の下、トロントではプライドパレードが行われました。

 

「歴史あるパレードだけれでも、最近は随分廃れてしまった」

と私のビジネスパートナーはいっていました。

 

彼は、このパレードをよく見にいっていた様ですが、もう訪れることはないそうです。

 

それは、「秩序が乱れてきたからだ」と語る彼に反して、私の思考はまた違う風に動き出しました。秩序が乱れてきたということは、それだけ「自由になってきた」ということなのだろうと私の思考は行き着きました。

 

さて、パレード当日、人徳に恵まれ、急遽パレード自体に参加することが叶いました。

 

パレードは企業の社員や教会などいろんな団体が参加しています。

例えば、化粧品ブランドのMACや、TDCIBCなどの銀行会社など大手の会社などが目立ちます。

 

しかしながら、パレードを盛り上げてくれるのは、パレード参加者達だけではありません。観覧者達です。派手な衣装や、アニメのコスプレ、半裸や全裸の男女、いろんな人が自分の存在を存分に表現しビルの上やバルコニー、窓から踊ったり、水風船や風船、紙吹雪を投げたりしてこのイベント自体を盛り上げてくれています。

  

大通りをみんなの歓声や雄叫びを浴びながら歩くのは、とても誇らしく、気持ちが良かったです。

happy prideと叫びながら、踊って笑って自分の尊厳を存分に主張してきました。

パレードの最中、私はこのパレードが開催できていること自体に胸が熱くなりました。

ストーンウォールの反乱から、まだ50年しか経っていません。男性が女装をしていると警察に手錠をかけられ、刑務所に連れて行かれていた時代はまだ新しいアメリカの歴史です。

 

そしてまだ、同性愛者であることで死刑になる国があります。

罰を与えられる国があります。

 自分が自分でいられない国があります。

 

さて、Aliちゃんのいつもの言葉を借りてこの記事を終わりにしましょう。

 

「今は2019年よ!」

 

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