海外転々としてるけど、やってることは特に日本と変わらない

沢山歩いて、お家を見つけて、人と出逢って、ご飯を食べて、仲良くなったり、恋をして、寝るだけ

チュニジアにボンジュール”bonjour”

 

2年前と全く変わらない風景が広がる。

寂しげな鉄パイプのベンチが並ぶ搭乗出口にタクシーはいるかと容赦なくアラビア語で話しかけてくる男性の服装は貧富の差を嫌という程感じさせる。

 

リビアからくるリビア人の彼の飛行機が遅れているのでベンチに座る。

隣のスカーフで髪を覆っている女性に挨拶をして英語を話せますかと聞くと苦笑いをされたが、優しい雰囲気の彼女に押されて、誰か待っているかと聞くと息子の搭乗を待っていることがわかり、2人して長い時間リビアからの便を待った。

 

搭乗口から出てきた彼の顔はなんとも疲れたてた顔だった。空港で半日待たされたらしい。

 

こんにちは、マルタからチュニジアまでは役1時間、体感時間は40分程度でした。


 チュニジア旅行から随分経ってしまいました。2回目の1週間チュニジア旅行はとても楽しかったですよ!

 

周囲からチュニジアでホテルではなくAirbnbでアパートメントを借りたというととても驚かれるので、怖がらないで!こんなに素敵なんだよ!という思いを込めて今回は私の泊まったアパートをご紹介します。

 

チュニジアアパートメント

チュニジア アパートメント 

トイレがリビングルームと寝室にそれぞれあり、シャワールームは寝室にあります。

さらに、広く整理整頓されたキッチンがリビングの隣の部屋にあります。

 

オーナーは白に近い輝くブロンドの髪に青い瞳のフランス語を話すチュニジ人の女性です。最初にフランス訛りのアラビア語を必死に使って部屋を案内してくれていましたが最後には諦めて全てフランス語に切り換わりました。

 

美味しいレストランを紹介してくれたり、海辺の道を教えてくれたりととても優しいお母さんの様な方でした。

 

始めに行っておくと私はチュニジアがあまり好きではありません。

 

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しかし、2回目では1回目とは変わった景色を見ることが出来ました。

そしてチュニジアの印象も変わりました。

 

 こんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、トイレに入ってヒジャブをつけた女性がニコッと笑ってくれただけで、チュニジへの印象がガラッと変わりました。

 

こんなものなんだと思います。人がその国を嫌いになるのも好きになるのも偉い政治家の人の話しを聞いたり、その国の内容をメディアで読んだり聞いたりするよりも、ただ道端で挨拶をされたり、アパートのオーナーとお話したり、コーヒーを頼んだりする時のその平凡で飾らない一瞬でそこの国が嫌いか好きか、決まるんじゃないでしょうか。

 

日本オリンピックでたくさんの国の人が日本を訪れると思います。

オリンピック選手だけではなくて、私達も日本代表です!

日本に住んでいる人のちょっとした対応次第で、私みたいに、その国が好きか嫌いか決まるんだと思います。

 

話しが変わりますが

 

今回、やっぱりチュニジアはフランスの植民地だったんだなと強く感じました。

 

フランスパンを持ちながら歩く男性

メニューの表記は殆どフランス語

紅茶と小さなケーキのカフェ

パリの街並みを思わせる建物

 

2年前に一緒にフランス旅行に行った彼バキルと、ここはリトル・パリだと冗談を言いながら、チュニスの観光地を歩きました。

 

ちなみに、ブログのイラストが描いてくれました。

彼はアーティストで、リビアのテレビ業界でコマーシャルのダイレクターをしている方ですが、日本の漫画が大好きで将来の夢は漫画を書くことだそうですよ。 

<実はバキルとはトルコでも会っています>

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空港でライフルを装備した警備員に英語で「出口はどこですか」と聞くと困った顔をし、隣にいる明らかにアラブ人の彼にアラビア語で話しかける。

 

”僕を恥かしめないでよ、君 アラビア語喋れるだろ。”

 

チュニジアでは英語がこれといって役に立たない。

チュニジアなんて怖くて行きたくなかった2年前 

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2年前、airbnbで借りた素敵なアパートメント

 

深夜12時過ぎの見慣れた空港の中は空っぽだった。

静か過ぎる空港はマルタの夏の終わりを告げている様だった。

 

チェックインカウンターへ向かいパスポートを手渡す。深夜勤務に嫌気をさしている様な態度で「チュニジアに行くのにビザはあるか」と質問される。

 

「私はチュニジアに行くのにビザはいらないの」と笑顔で答える。

 

そうすると、苦笑いされ、「俺も日本に行きたいよ」と言われた。「へー、どこ出身なの」と会話が始まる。後ろで並んでいる人なんて気にもせず、身の内話を始める彼はきっと疲れているのだろう。

 

ありがとう」と最後に日本語で言われ、「こちらこそ」と返した。

 

正直、ビザの質問をされた時は不意に後ろから刺された思いだった。それでも笑顔で返せたのは、”私は日本人だ”という自信からだった。。

 

がしかし、その後、日本チュニジア大使館のホームページに祈りを込めながら再確認しした。

 

こんにちは、友人に会いにチュニジアに1週間旅行に行きます。


 マルタでの深夜便は実は初めてなのですが、中々いい雰囲気ですね。

 人も少なくてWIFIも繋がりやすくて、速いです。

 

今は空港の中のCOSTAで暖かい紅茶を飲みながらブログを書いています。るんるん。ホームページ確認しましたが、3ヶ月以内なら、チュニジアに行くのにビザはいらないらしいです。

 

失敗しましたー。こんなに旅行をしているのにも関わらず、短パンを履いてビーチサンダルで空港に来てしまいました。とてつもなく、寒いです。

 

マルタは夏だからって空港の中はエアコンが効いていて寒いですし、飛行機の中はもっと寒くなります。。

 

さて、チュニジアは初めてではありんません。1年前にもチュニジアに2週間ほど滞在しました。

初めてのチュニジアは臆病になり過ぎてあまり楽しめなかったのが正直なところです。

 

チュニジアはトルコに比べるとアラブという印象がとても強いので何かと気を張りました。

更に、マルタでいつも一緒に隣を歩いていたリビア人の男友達と2年前のチュニジア旅行で再会し、一緒に観光している時に物理的な距離の遠さを感じ、やはり、アラブだから気をつけなければ行けないのか、なんなのか分からず、困惑し、なんだか寂しいやら、怖いやらで好んで外に出ませんでした。

いや、本当にびっくりするほど見られるんですよ。アジア人って珍しいんですよね。きっと彼らにとっては。知りませんけど!そんな目で見ないで?居心地悪いから!

 

まぁそんなこともあり、リベンジです。

今思えば、そんなに気にすることもなかったのかもしれません。

 

どうなるか分かりませんが、今回のチュニジア旅行は積極的に外に出て見ようと思います。

 

勘違いしないで下さいね、チュニジアは怖い国では全くありません。ただ私が臆病だっただけです。

 

日の出なんて何処で見ても同じ <マルタ島>

 

地中海に浮かぶ小さな島の夏は長い

 

一週間前に21歳の誕生日を迎えた弟にお祝いの連絡を入れた後、私の隣で気持ち良さそうに眠っている男の子の横顔を眺める。褐色の肌に長く美しい黒のまつ毛が彼の目を覆い隠していた。

  

透き通った、とても純粋な心を持った彼に少し苛立ちを覚えるのと同時に、自分の焦る気持ちを恥じながら眠りに落ちた。

 

この夏、弟よりも少し年下の男の子に、傷付いた心を癒してもらった。

 

こんにちは、マルタに戻ってきました。当分ここで暮らします。


 マルタで発症した風邪が全く治らず、ホームシックなのか何なのか、傷心のままカナダに帰り、悔しいは悲しいはで、1週間寝込んで、泣いて喚いてマルタに戻ってきました。あっはっは。

 

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さて、そんなご乱心な私がご紹介させていただくのは

 

私が褐色の男の子と2人っきりで静かに綺麗な日の出が見れた穴場スポットを2つ

 

マルタ島は海に囲まれた小さな島なので、正直どこからでも方角さえ間違わなければ、綺麗な日の出が見れるのですが

 

やっぱり ”2人っきり” で ”静かに” 綺麗な日の出を見たいですよね。

 

人が多くなると困ってしまうので、文章だけでひっそりお伝えしますね。

 

1. スリマ(Sliema)のHalletバス停近くにある海辺

特に、1926 Beach club側がお勧めです。水平線から顔を出す太陽が綺麗に見えます。私と彼が初めて見た日の出は此処です。

 人気の少ない海辺ですが、高級住宅街の近くで、とても安全なのでご心配なく!

朝まで海を見ながら話こむのにはもってこいです。

 

2. Spinolaバス停付近 George Borg Olivier St付近のベンチ

クラブ帰りの寄り道に日の出を見るなら此処のベンチ座って見るのが格別です

徹夜明けの体に日の光が沁みます。うう。痛い。けど美しい。酔っ払って何をしたか覚えていないけれど、何だか気分がいい。そんな日は立ち止まって海に浮かぶ日の出を観ましょう!

 

<番外編 >

日の出や日没は見れませんが、人気が少なく美しいスリマの風景が楽しめる海辺がもう一つあります。

 

.Exilesバス停の近く、Independence Gardenの岩辺

夜中は人が少なく、St Julianの夜景が綺麗に見えます。

 

 


イスラム教徒の彼は1日に5回、神様にお祈りをする。神様にお祈りをする前、体を清める為に、体を洗う。彼はとても信仰心の厚いイスラム教徒だ。

 

お酒は一滴たりとも飲まず、豚を食べることを嫌悪する。

異性である私の隣には決して座らない。2人分の空間を空ける。今の私にはこの距離がとても心地がいい。

 

どんな小さなハラーム(イスラム教徒にとっての禁忌)も犯したくないという。

 

そんな彼の出身地はサウジアラビアの首都 Riyadh(リヤド)だ。ちなみに、マルタ島でサウジアラジン人は殆ど見かけない。殆どのアラブ人はマルタ島から近くのリビアからきた人達だ。

 

私にとってサウジアラビア人の友人は初めてではない。しかし、彼の様に若く、信仰心の厚いイスラム教徒は初めてだった。

 

私の友人達はお酒を飲むし、女遊びは激しい、海が近い Jiddahジッタ)出身とDubai(ドバイ)周辺の出身が殆どだ。

 

なので、砂漠に囲まれ閉鎖された首都リヤド出身は初めてで、正直とても興味が湧いた。

 

サウジアラビアは広い、出身地が違うだけで性格や考え方、言葉も発音も違う。

頭では理解していたが、こうも違うと面白い。

 

彼との出会いは単純なもの

 

ドイツ人の友人、ステファンとバルコニーでNetflixを見ていると、白人が殆どを占めるロビーに褐色の男の子がぽつんと座っているのが目についた。

 

お手洗いに行くふりをしてバルコニーからロビーに移り何気なく

 「何をしているの」

 と声をかけてみた。

 

後々、彼は私にこの出来事を「君は天国からきた」と感謝していた。何ともアラブ人らしいくすぐったい表現だと私は笑った。

 

彼は社交的な性格ではないので、友達を作るのが苦手だと私に語るが、自分の疑問をはっきりと口にする男の子

 

サウジアラビア人らしい口調で「お勧めの映画を探しているんだ。何か教えてくれないか」という彼に私は笑いを堪えられなかった。どうしてこの国の人はまるで王様かのように会話を始めるのだろう。私は可笑しくてたまらなかった。

 

私は彼の何とも言えない距離感に居心地の良さを覚え、海辺で一緒に日の出を見るまで話をし、隣にいた。そして彼もいつも私の隣に居てくれた。

やれやれ、ここはマルタなのかスペインなのか

台所に立って料理をする彼の手際から普段から料理をすることが読み取れる。

189㎝の身長と鍛えあげられた筋肉は彼の自慢だ。カールした茶色い髪は短く切られ、揉み上げにそって綺麗にひげを伸ばしている彼はスペイン人だ。

 

パスタを茹でて水を切ってお皿に盛る。

 

瓶に入ったトマトソースをかけてツナ缶を開けツナを盛り付け、最後にパルメザンチーズを振り掛ける。

 

これがスペイン人にとってのパスタだ。

 

彼らはトマトにこだわりがある。新鮮か新鮮じゃないかが肝らしい。

 

イタリアに近い国だが、食文化は全く違うのに最初は驚いた。彼らにとってパスタはファーストフードでしかない。

 

こんにちは。私の英語の先生はイタリア人だったんですよ。


 きっと私の英語の先生がこのパスタを見たら発狂するでしょう。

 

今現在、私はとても退屈な時間を過ごしております。

 

聞こえてくるのはスペイン語、スペイン語、スペイン語!!

 

アクセサリーのデザインをしているインスタ大好きな女性ディアナ、とにかくうるさい女子大生サラ、同じく大学生で通称ナルシストのアルバロが今の私のルームメイトです。全員スペイン人です。

 

彼らとは約2年前にマルタで同じ語学学校に通い、行動を共にしてきた仲間です。

 

マルタで合流し、アパートを四人で借りている状態なのです。うるさいです。知らない言語を聞くのは好きですが、輪に入れないのはとても退屈ですね。

 

昨日はスパニッシュパーティーに連れて行かれ、スペインのレゲエで踊りました。もうスペイン語とスペイン人はお腹いっぱいです。

 

いや、いいこともあるんですが、完全に自分は猫か犬になった気分で人間が何を話してるかわからないけど、とりあえずそばにいれば安全でご飯をくれる。みたいな状態になっています。

 

スペイン人が集まるとどうしても自国語で話が盛り上がって行きます。

 

話の方向性が分からないのでブログを書いているのですが

 

「今からビーチに行くぜ」

 

と言われていますがちょっと無視します。私はブログが書きたいんです。ちょっと待ってもらいつつブログを書きます。

 

…と思ったのですが、パソコンを取り上げられそうになっているのでビーチに行きます。今日もマルタはビーチ日和です

 

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サンジュリアン、クラブ街の近くにある数少ない浜辺

 

ロシアになんて誰も行きたくない

働きたがらない脳みそを使って考える。

 

「ここは本当にイスタンブール空港なのだろうか。」

 

一年前に行ったイスタンブール空港は歴史がある雰囲気だった。

 

そこで、トルコ人の友達が「一ヶ月前に新しいイスタンブール空港が開いたのよ」と言っていたのを思い出す。

 

あぁ、そうかここは新しいのか。着いた時は全く気づかなかった。

 

ここは成田空港や羽田空港と変わらない。ご丁寧に寝る場所まで用意されて、充電できるところが全ての椅子の横に設置されている。どこにでもある綺麗で広くて便利な空港だ。

 

気分が少し沈んで行くのを感じながらスターバックスへ立ち寄ると”how are you ”も”good morning” もなしに「注文は」とトルコ語で聞いてくる無愛想な定員に安心する。

 

トロント暮らしが長かったせいか、何かとフレンドリーさを求めてしまっていたが、ここはトルコで、私は旅行者だ。

 

トルコはとても日本と似ている。トルコ人同士のコミュニティはとても強いが旅行者に対しては言葉の壁がコミュニケーションの邪魔になり、弱い。

 

殆どのトルコ人が自国の言葉しかしゃべらず、遅い時間まで働く。日本そっくりだ。


おはようございます。マルタへ帰ります。


前回の記事でリビアの友人に会いにイスタンブールへ急遽行くことになったのは1週間前でしょうか。

 

時が経つのはあっという間ですね!

 

リビアの友人についてですか。彼はリビアでテレビコマーシャルのダイレクターとして働いています。

そんな彼がなんでイスタンブールにきているかと言うと、ヨーロッパ旅行を目の前にトルコでヨーロッパに行くためのビザを申し込む為です。自国での申し込みが出来ないのはお国柄ですね。


タクスィムの近くのカフェで、カーリーヘアーがチャームポイントのトルコ人ヘリンと仕事が忙しくて一年で十五キロ太ったリビア人バキルとお喋りとトルコデザートを楽しみました。

 

「俺のパスポートはトイレットペーパーだ。」

 

が彼のお気に入りのジョークです。


以前、コロンビア人の友人に言われてそれが面白かったのかそのままこのジョークが仲間内で定着しました。

 

日本人にとって、ビザが海外旅行の壁になることは殆どないに等しいと思います。

 

へリンが「私もドイツに旅行に行く為にビザを申し込まなきゃ」と憂鬱そうに髪を指で弄びながらバキルと話していた。

 

なので、私も会話に混ざりたくれて「私だってロシアに行くにはビアが必要なんだよ!」と言ったら「「誰もロシアになんて行きたがらないわ”ぜ”」」と大笑いされてあしらわれました。

 

日本のパスポートに感謝しつつ、なんでしょう、このちょっと寂しい気持ち


会話には混ざれないので静かに苦すぎるトルキッシュコーヒーに砂糖をたくさん入れます。トルコキッシュコーヒー様のカップは小さくて模様も鮮やかでとても可愛いです。

 

トルコのコーヒーカップの様に地球なんてとっても小さくて狭いのになんで行けない国があったり、政府に申し込んだりしなきゃいけないんでしょう。

 

拗ねながら飲むトルキッシュコーヒーはたっぷり砂糖を入れたのにまだ苦いままでした。

 

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トルコ人男性と猫達

石畳の細い歩道を登る。降る。

 

平地の少ない丘の多い土地に建物を建てられるだけ建てたのだろう入り組んだ狭い道を歩く。

 

一定の離れた距離に置かれた二つの小皿には水とドライフードが用意されている。

 

おはようございます。イスタンブールで猫を見ない日はないです。

 


屈強なトルコ人男性が猫を撫でている光景はとても心が温まります。

 

不良が子猫を助ける。みたいな感じでしょうか。トルコ人男性の殆どは腕に刺青を入れ、髪型はツーブロックにオールバックできちっとワックスで固めているかなり厳つい風貌ですが、話してみるととても陽気で冗談を言うのが好きな、どこにでもいる普通の男性です。

 

しかし、そんな厳つい見た目で野良猫を撫でている姿は反則ですよね。

 

ヨーロッパとアジア、アラブに挟まれている観光地イスタンブールでは見た目で出身国を推測するのは不可能に近いです。そんな中で、道端で野良猫を撫でている男性はトルコ人だと私は信じています。

 

何故なら、サウジアラビアなどのイスラム教徒の観光客が野良猫を撫でるとは私には思えないからです。

 

この思考は私のサウジアラビア、イランなどの中東の友人達が動物をあまり好まないことから来ています。

 

中でも、パキスタンの友人は家に犬がいるなんて考えられないと話していたのが印象的です。

イスラム教では豚と並んで犬は不浄な動物だからでしょうが、トロントで育った彼がそういうのに私は違和感を感じました。

 

 

今まで、旅をしてきて思うことがあります。

 

野良猫がゆったりと暮らしているエリアは治安がとても安定しています。

トルコの朝食

カーテンの隙間から差し込む太陽の光で目がさめる。

 

ここがどこだか分からず混乱してカーテンから外を見ると見慣れないアパートの屋根が並んでいるのを見て

 

「あぁ、イスタンブールか」

 

と思い返す。イスタンブールは平坦の土地ではない。

 

おはようございます。トルコの朝食はお好きですか。


 

トルコの朝食はとてもシンプルです。

 

卵、オリーブ、スライスチーズ、きゅうりとトマトのスライス、うすくスライスされたソーセージとパンが定番でしょうか。

 

イスラム教徒の多い国なので、基本ソーセージは鳥肉から出来ています。

イスラム教徒にとって豚を口にすることはハラーム(禁忌)です。

 

このシンプルな朝食が私は個人的にとても好きです。

 

おっと、もちろん、他にも少し凝った朝食もありますよ。

メネメン(Menemen )という、トマトベースシシトウガラシ、玉ねぎなど好きな野菜を煮込んで卵を絡めたスクランブルエッグの様な料理は友達のトルコのお母さんが毎朝作ってくれていました。

 

そして、食後は紅茶かコーヒーです。

それも、トルキッシュティーかトルキッシュコーヒーです。トルコの紅茶はブラックティーです。梨型のガラスのカップに注がれているのが特徴です。

 

そして、トルコのコーヒーはエスプレッソのカップの様に小さいカップに注がれているとても濃いコーヒーです。エスプレッソだと思って一気に飲まない様に注意してください!粉が一緒に入っているんです。

 

このコーヒーの粉、飲んだ後にカップをティーカップにひっくり返して、トルコのコーヒー占いが出来るんですよ!

 

これが楽しみで私はトルコの女の子とトルキッシュコーヒーを飲むのが大好きです。トルコの殆どの女の子がこのコーヒー占いが出来るんです。

 

旅の行く末を占ってもらうのもまた一興です。

東洋人に乾杯

機内が天候の影響で強く揺れるのはいつになっても慣れない。

 

先ほど注いでもらった白ワインが振動で溢れてしまわないようにグラスに気を配る。

それだけのことで私の張り詰めた神経はすり減ってしまう。

 

 

おはようございます。飛行機に乗るのはお好きですか。


 

現在、カナダエアラインでカナダからドイツへ向かっています。ちなみにドイツはただの乗り換え場所です。目的地は、まだ内緒です。

 

窓の外は晴天です。当たり前ですよね。だって雲の上なんですもの!

  

さて、私はかなりの心配性なので「パスポートを持っているか」とか「忘れ物をしていないか」とか「飛行機の時間は大丈夫だろうか」など気を配り続けます。そして、何より私が心配で苦手なのが、入国審査です。

 

 色んな国のスタンプが押されている私のパスポートを細かくチェックする検査官は意外と多いので、何を言われるか毎回ヒヤヒヤしています。

 

前回日本のパスポートは最強だという記事を書きましたが、それでも心配してしまいます。強制送還、入局拒否なんて絶対に嫌だー!

 

もっとリラックスして、飛行機に乗りたいものですがエージェントを通さずに全て自分でやっている私には自分の身は自分で守らなければならない責任があるので、そうはいかないんです。自由には責任が伴うんですよ!何か起きても、誰のせいにも出来ません。

 

以前「一人旅行んて絶対にできない」とトルコ人とカザフスタン人の女の子たちとグループチャットでメッセージのやりとりをしていた。

 

二年前にドイツに一人で行ったことがあるカザフスタン人のアイダはまだ十代、来月にはベルリンに一人旅をするというトルコ人のヘリンは私の二個下です。

 

そんな二人に「一人でトロントきたじゃない。家も仕事も何にもない国に一人で行っといて何をいうんだか」と呆れられてしまいました。

 

自分がもう果たしたことってなかなか目に付きませんよね

でもこれは暮らす為なので、一人旅は私にとって話が別です。

と言う事で、今回の旅はヨーロッパに住んでいる友達に会いに行きます。

 


「白ワインを下さい」

 

Wow ok!」と白人女性のフライトアテンダントは隠さず驚いた反応を私に見せ、ワインを注いでくれる。

 

隣のドイツ語を話す白人男性も驚いた表情をあからさまに私に向ける。

 

慣れている。し、悪い気はしないのでその反応に乾杯してワインを楽しむのが飛行機での一興である。 

 

どこの国でも都市をナメてはいけない

日本ではあまりみなれないリスが木の隙間から顔を出す。目がくりくりしていて愛らしい。

 

聞きなれない鳴き声が聞こえ木の枝の方に視線を向けると黄色の線が胴体に一本入った鳥がとまっている。他にも大小の見慣れない鳥たちが気ままに鳴いていたり、雌を誘ったりしている。

 

自分は森の中にいるんじゃないかと錯覚するほど、トロントには木々が多い。

東京暮らしが長いと、近所で木々や動物を見るのは稀なんじゃないだろうか。

 

トロント二日前に行ったパブの帰り道では、スカンクに遭遇し大騒ぎした。

 

ところで、トロントでカラスを見たことがない。その代わりに鳩が多い。もちろん、スズメも健在だ。この2種類の鳥は呆れてしまうほどどこの国でもいる。

 

こんにちは、都会の住み心地はいかがですか。


 「トロントの人はみんなダサい服を着ていて、トロントにいうとブスになる」

 

なんて舐めたことを言ってはいけない。ここは、ニューヨークに近く、カナダの都市です。たくさんの人が行き交う中ダウンタウンではおしゃれな人もそうでない人もいろんな人が東京の様にエリアに別れています。

それそこ、原宿系フッションや渋谷系ファッションなどの様にです。なので自分がどの分類に属するかはあなた次第です。

 

そして、人々はスマートで、フレンドリーです。

 

道を歩いていて、明らかに酔っ払っている人が隣に歩いている時、すっと隣にきた褐色の肌を持った男性が「おいおい、まだ朝の9時だぜ」と笑って私に他の道を勧めてくれ、そのまま自分のアパートメントに入って行きました。

 

歩道でアイスクリームを食べていて、「ここ私の車を駐車できると思うかしら」と黒いジープから顔を出してたブロンドの白人女性が唐突尋ねてきました。

 

庭でバーベキューとしていて、仲間内お一人が家のお隣さんに「なぁ、車の保険いくら払ってる!?」と質問していました。お隣さんは嫌な顔一つせず「いくらだったかしら」と夫に聞いていました。

 

彼らは話しかけること、尋ねること自体に何も躊躇しません。

声を掛け合い、コミュニケーションをとり、情報を交換する大切さを知っているからでしょうか。

 

だからこそ、私はトロントで怖い思いをしたことがありません。

周囲の人々はあなたを一人にしません。

 

さて、ここまでトロントの人がフレンドリーだと話したところで、ここで違う意見をあげます。

 

トロントの人はバンクバーの人たちや郊外の人たちに比べるととても冷たいです。

これは郊外のカナダ人や、バンクーバーからきた知人から聞いた話です。

きっと本当だと思います。日本の首都、東京の人が冷たいと言われるのと、変わらないのだと思います。ここは都会なんです。都会は何かと忙しいんですよね。人に構っている暇はありません。

 

でも、ヨーロッパに滞在していた私にはこのアメリカ大陸独特のフレンドリーさは気味が悪くなるほどでした。

 

ヨーロッパのレストランの前に立っていて、レストランの中から両手の親指を立てて、「ここはいいレストランだよ」とジェスチャーしてくる人なんていません。その男性は奥さんとデート中の素敵な旦那様でした。

 

 

北海道出身のMちゃんもこのフレンドリーさには驚いていました。移民の国トロントでは、アジア人に対しても躊躇なく素早い英語で皆さん話しかけてきます。イヤホンをしていようが関係ありません。

 

言いましたよね、周囲の人々はあなたを一人にはしてくれませんよ。

きっとどこの国に行ってもそうかもしれませんが。

 

もちろん日本でも。

 


スーパーでたくさんの種類の日焼け止めが陳列されている棚を見ながら、どれにしようか決めかねる。

 

「こんなにあったらわからないよ」

 

とぼやくと、私の両隣りの女性二人が同時に私に応えてくれる。
「私の娘はこれが一番いいって言ってたわよ」

「正直、SP50以上はどれも同じよ」

グーグルやSiriに聞かなくても、ここでは血の通った暖かい声が返ってくる。

 

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素直になれないアラサー女

夕方、午後5時でもトロントから見る太陽は上がったままだ。

 

そして、気温は日に日に上がっていき、今の段階で26度だが、強い日差しのせいか、体感温度はその上をいく。

 

道ゆく人々は肌を思う存分出して、夏のファッションを楽しんでいる。

 

おはようございます。私もその一人です。


 体が火照っている。暑い。とても暑い。そして、痒いんです!

 

浅い眠りから目が覚めて、直ちに鏡でお肌と確認すると、薄っすらと赤くて、それが身体中の所々にあり、特に胸元と首回りが暑くて痒いんですよ。

 

何かしたかなー。変なもの食べたかな。と考え、Ariちゃんがキッチンでコーヒーを淹れているのに気づき

 

「肌が痒いよー!うぇーん!!」

 

と泣きついたら、さらっと「日焼けね!」と言われ、日焼けであることがわかりました。

 

え?でも待って?ちょっと夕方に外に出て買い物していただけなんですよ。しかもジーンズを履いていたのにも関わらず足全体が赤いんですけど、そして、お気に入りのローズピンクのピタッとした体のラインが綺麗に出ておへそが出るTシャツを着ていてなんで上半身全体が焼けているの!?布の上は焼けないのではないの!

 

とパニックになり、”うーうー”うなっているとAriちゃんが緑のアロエジェルを塗ってくれました。焼けた肌を鎮静化して水分を補給してくれるAriちゃんオススメのジャルは効き目は抜群でした。

 

トロントの日差しを完全に舐めていました。アフリカ大陸にあるチュニジアやコロンビアに行ったときよりも焼けました。というか火傷しています。

 

沖縄出身の友人が言っていた「紫外線は目からも入ってきて、肌を黒くするからサングラスは絶対つけたほうがいいよ」というのは本当なんのでしょうか。私は半信半疑だったのですが、これは認めざるおえないです。

そして、7年間世界一周をしていたアメリカ人男性のブログに大事なことは「日焼け止めクリームを塗ること」というのは本当でした。ウケ狙いだと思っていましたごめんなさい。

 

あー。素直じゃない。今月25歳になり、アラサーになって素直さが欠けています私!

年を重ねていくうちに自分に自信も付いてきますし、25年間自分と向き合っているので、それなりに自分の考えが固まってしまって、人の意見がすんなり入ってこなくなっていますいやーーー!!

今までのは私は素直に人のアドバイスを聞いて人を信じてここまでやってきたのに、ここにきてこんな失敗をするとは思いませんでした。

 

とにかく、日焼け止めは塗りましょう。

しみとかしわとか乾燥を引き起こすからではなく、痛いので!

来週からヨーロッパに1ヶ月間行くのにこんな頑固じゃだめなんです!

 

というAriちゃんです。コンディショナーを体に塗るのは少し抵抗がありますが、肌の乾燥もひどいので、素直に試してみます。あうあう。